女性のトラブル

不妊症

不妊症の原因  マクドナルド

 

不妊症の原因

不妊症の原因は、大きくわけて排卵因子・卵管因子・男性因子の三つであることはご存知でしょう。その原因を究明して治療をおこない、できるかぎり自然な形で妊娠が成立することが望ましいのは言うまでもないでしょう。
上に述べた三因子の検査を進めて、卵管に問題があるとされた場合や子宮内膜症が疑われた場合、あるいは原因がはっきりしない場合には腹腔鏡による検査・手術を適用するのは教科書的というか王道であると思います。
ちろん、ケースによっては、これらのステップをとばして、一気に体外受精や顕微授精に進む選択肢もあってよいと思われますが、その場合も十分なインフォームドコンセントが必要でしょう。

  • 原因不明の不妊期間が長期にわたっている
  • 卵管検査で異常があった
  • 子宮内膜症など不妊につながるトラブルがある

(提供 堤 治)

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マクドナルド

マクドナルドといえば、普通ハンバーガーでしょう。今日は産科婦人科学の世界におけるマクドナルドのお話をします。
子宮には頸部と体部があります。体部には月経をおこしたり、胎児を育てたりする大事な役割があることは皆さんもご存知かもしれません。マクドナルドにつながる頸部もとても大切なのです。妊娠10ヶ月の間、胎児がでてこないようしっかり締まっていて、いざ出産のときは開いて赤ちゃんの通り道になるのです。
この頸部が妊娠途中で短くなったり、開いたりすると、流産や早産になります。それを防ぐ手術として、マクドナルト(M)とシロッカー(S)があります。左の写真のように、マクドナルドは出口をしばります。シロッカーは内子宮口といって頸部と体部の境界を締めます。SとMの違いがわかりますか。Sの方が根本的ですが、膀胱など周囲の組織を剥がしたりするため、大掛かりです。Mは姑息的ともいえますが、それなりに有効です。
手術の説明をしましたが、切迫流産や切迫早産の治療の基本は安静ですので、誤解のないようお願いします。
胎児は子宮の中で発育しますが、母体とは独立して羊膜に包まれた羊水の中で育ちます。通常の分娩では、陣痛がきて子宮口が開き、破水といって膜が破れ羊水もでて、お産になります。ところが陣痛がくる前に破水して羊水がでてきてしまうことがあります。これを前期破水といいます。
拙著「安産・新生児大全科」にも書いたように、破水したら、とにかく病院・医院・助産院に入院する必要があります。胎児への感染のリスクもあり、破水したら、通常24時間以内に出産になるのが望ましいといえます。
(提供 堤 治)

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